あがり症のメカニズム

まったくの健康体なのに人前に出ると心臓バクバク、汗ダラダラ。これがあがり症です。
あがるという精神的な現象に、これだけ肉体が反応するのはどうしてなのでしょうか?
あがり症のメカニズムを簡単に説明します。

あがり症さんだけではなく、すべての人に「あがり」はあります。
血液中のノルアドレナリン値が上昇すれば、どんな人でもあがるのです。
ノルアドレナリンは緊張や不安を覚えたときに分泌され、交感神経を刺激します。

あがり症によるさまざまな症状を引き起こすのが交感神経。
交感神経は体のエネルギーを発散させる働きをします。
動悸が早くなる、血圧が上がる、汗が出る、これら全ての原因が交感神経にあるのです。

この説明だとあがり症にとっては交感神経は敵のように思えてきますが、そうではありません。
自律神経には交感神経と、その反対のエネルギーを蓄える働きをする副交感神経とがあります。
単純に言ってしまえば、交感神経は起きている間、副交感神経は寝ている間に働く神経だと思って結構です。
この2つがバランスよく働くことで、私たちの体は健やかに保たれるのです。

人は誰でも緊張や不安を覚えると、交感神経の働きが活発になります。
あがり症の場合、この症状がより顕著に現れてしまうだけなのです。

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このページは、 ippoが2007年8月22日 11:59 に書いたブログ記事です。

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